Blog&column
ブログ・コラム

遺言書の効力について

query_builder 2023/08/01
コラム
55
遺言書が実際に無効になるという事例は、意外とよくある話です。
無効になってしまったら、遺言書の意味が無くなってしまいます。
そこで今回は、遺言書の効力について説明していきます。

▼遺言書の効力
遺言では、法定以外の相続分の遺産を分けたり、相続人以外へ遺贈など相続方法を指定する事が可能です。
遺言書があると、遺言で指定された相続方法やその内容が優先されます。
つまり、法定相続分を上回る場合も下回る場合も有効となるという事なんです。
ただし法律上で、一定の相続人は最低の取り分があると定められているため事前に確認すると良いでしょう。

■自筆証書遺言が無効になりやすい
・日付の記入がない
・パソコンで作成している
・遺言書を無理矢理書かされたと疑われる
・遺言者の署名や押印がない
・修正部分に捺印がない(修正部分のみが無効となる)

■遺言書を開封した場合
遺言書を開封した場合でも効力が無くなったり、相続ができなくなる事は少ないです。
しかし、自筆証書遺言と秘密証書遺言は開封しないようにしましょう。
勝手に開封してしまうと罰金が科せられたり、改変などが疑われ相続が無効になる場合もあります。

■遺言書を紛失した場合
自宅で保管されている遺言書を紛失した場合、効力は無くなってしまいます。
また相続人の誰かが納得できずに燃やしてしまった場合でも、効力は無くなってしまうという事なんです。

■揉めない遺言書を作成する方法
・最低分の取り分である遺留分を下回らないように相続する
・弁護士や司法書士などの専門家に依頼する
・公正証書遺言を利用する

効力にある遺言書を作成したい方は、専門家に依頼することをお勧めします。

▼まとめ
遺言では、相続分以外の遺産を分けたりなど相続方法を指定する事ができます。
法定相続分はあくまでも指標であるため、遺言書がある場合は遺言の相続内容が優先されます。
しかし、遺留分という最低限の相続をするなどの規定もあるため事前に確認すると良いでしょう。

NEW

  • システムを入れ替えました

    query_builder 2021/10/05
  • 遺言書の効力について

    query_builder 2023/08/01
  • 遺言書の正しい書き方について

    query_builder 2023/07/03
  • 孫へ財産分与をする方法

    query_builder 2023/06/05
  • 相続税に関わる退職金

    query_builder 2023/05/03

CATEGORY

ARCHIVE