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シュミレーションして相続税を計算

query_builder 2023/02/01
コラム
49
「相続税がどのくらいかかるのか、よくわからない」という方も多いのではないでしょうか。
今回は、相続税についての基本的な知識を簡単に解説いたします。

▼相続税の支払い
相続税とは相続人のすべての方が支払うものではありません。
一定の非課税枠として基礎控除額が設けられています。
基礎控除の計算式によって、相続税を支払うか否かが決まります。

▼相続税の計算方法
相続税の計算方法は、3,000万円+600万円×法定相続人の数で求められます。
つまり、相続される遺産の合計が最低でも3,600万円以上でなければ相続税はかかりません。

▼相続税率と控除額
相続税は相続される金額によって、税率と控除額が違ってきます。

・1,000万円以下→税率10%→控除額0円
・3,000万円以下→税率15%→控除額50万円
・5,000万円以下→税率20%→控除額200万円
・1億円以下→税率30%→控除額700万円
・2億円以下→税率40%→控除額1,700万円
・3億円以下→税率45%→控除額2,700万円
・6億円以下→税率50%→控除額4,200万円
・6億円以上→税率55%→控除額7,200万円

▼相続税のシュミレーション
具体的な金額でシュミレーションをしてみると分かりやすいでしょう。
例えば、亡くなった方に配偶者と2名のお子さんがいるケースで、相続遺産が5,000万円の場合で計算してみます。
控除額は、3,000万円+600万円×3[配偶者・子供2名]の計算で4,800万円となります。

5,000万円[相続遺産]-4,800万円[控除額]=200万円です。
200万円であれば、税率10%で20万円、控除額が0円です。
よって、200万円[税金のかかる金額]×10%[税率]-0円[控除額]=20万円となります。
これは配偶者が3/4の遺産を相続した場合になる為、配偶者の取得割合によっても異なります。

▼まとめ
相続税とは複雑な計算によって割り出されており、なかなか素人で計算するのも難しいかもしれません。
しかし、納税する義務がある場合はしっかりと計算して必ず支払わなければなりません。
専門家へ依頼する事で、財産分与なども考えられ、節税対策なども講じる事が出来ます。
是非、相続税について疑問に思う事がありましたらお気軽にご相談ください。

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