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遺産を寄付する方法について

query_builder 2022/04/15
コラム
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近年、遺産を寄付する人が増えてきています。
遺産を寄付して、社会貢献に回していきたいようです。
では、具体的にどのように寄付いていくのでしょうか。
この記事でお話していきますね。

遺産を寄付するには
遺産を寄付するには、2つの方法があります。
故人が相続人に遺産を寄付託す場合と、故人が遺言で遺産の寄付を行う方法の2つです。
それでは、もう少し詳しく見ていきましょう。

■相続人に寄付を託す
1つ目は、相続人に寄付を託す方法です。
相続人が、受け取った遺産の寄付をボランティア団体などに寄付を行うことが、一般的なやり方です。
故人の遺言の有無があるかどうかに関わらず、外部団体に寄付を行うことができます。
ただし、生前に故人が寄付を希望しない旨を話していた場合は、極力その意向に沿うと良いでしょう。

■遺言で寄付する
2つ目は、遺言で寄付する方法です。
遺言で、どこの団体にいくら寄付するかを、具体的に明示しておくと良いでしょう。
最終的に寄付の手続きを行うのは相続人ですが、遺言を遺すことで、寄付先に迷わずに済むかと思います。

遺産を寄付する場合の相続税
遺産を寄付する場合の相続税は、非課税になることがあります。
その為には、次の要件を満たす必要があります。
具体的な要件は

・相続や遺贈で取得した財産であること
・相続税の申告書の提出期限(10か月後)までに寄付すること
・寄付する先が、地方公共団体であり、公共の福祉に反しない団体であること
・相続税の申告書に、寄付した財産の明細書および、相続税非課税法人証明書を添付すること

これらの要件を満たすことで、寄付する相続税が非課税となります。

▼まとめ
今回は、遺産の寄付の方法について、お話いたしました。
遺産を寄付する際などに、参考にされてみて下さいね。

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