近年、
遺産を寄付する人が増えてきています。
遺産を寄付して、社会貢献に回していきたいようです。
では、具体的にどのように寄付いていくのでしょうか。
この記事でお話していきますね。
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遺産を寄付するには
遺産を寄付するには、2つの方法があります。
故人が相続人に
遺産を寄付託す場合と、故人が遺言で
遺産の寄付を行う方法の2つです。
それでは、もう少し詳しく見ていきましょう。
■相続人に寄付を託す
1つ目は、相続人に寄付を託す方法です。
相続人が、受け取った
遺産の寄付をボランティア団体などに寄付を行うことが、一般的なやり方です。
故人の遺言の有無があるかどうかに関わらず、外部団体に寄付を行うことができます。
ただし、生前に故人が寄付を希望しない旨を話していた場合は、極力その意向に沿うと良いでしょう。
■遺言で寄付する
2つ目は、遺言で寄付する方法です。
遺言で、どこの団体にいくら寄付するかを、具体的に明示しておくと良いでしょう。
最終的に寄付の
手続きを行うのは相続人ですが、遺言を遺すことで、寄付先に迷わずに済むかと思います。
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遺産を寄付する場合の相続税
遺産を寄付する場合の相続税は、非課税になることがあります。
その為には、次の要件を満たす必要があります。
具体的な要件は
・相続や遺贈で取得した財産であること
・相続税の
申告書の提出期限(10か月後)までに寄付すること
・寄付する先が、地方公共団体であり、公共の福祉に反しない団体であること
・相続税の
申告書に、寄付した財産の明細書および、相続税非課税法人証明書を添付すること
これらの要件を満たすことで、寄付する相続税が非課税となります。
▼まとめ
今回は、
遺産の寄付の方法について、お話いたしました。
遺産を寄付する際などに、参考にされてみて下さいね。