生前贈与とは、生きているうちにお金や資産を渡す行為です。
生前贈与を行うことで、様々なメリットがあります。
では、生前贈与を行うメリットは、どのようなものがあるのでしょうか。
▼生前贈与とは
生前贈与とは、生きている間に資産・財産を譲り渡すことです。
現金で渡す場合や、建物などの不動産で渡す場合など様々なケースがあります。
生前贈与を行う際は、お互いに同意を得た上で行うようにしましょう。
トラブル回避のためにも、書類などで生前贈与を行った記録を残しておきましょう。
▼生前贈与を行うメリット
生前贈与を行うメリットは、主に2つあります。
1つ目のメリットは、相続税を減らせる点です。
相続税を減らすには、
遺産を少なくする必要があります。
遺産を少なくするには、生前贈与を行い、資産を減らすことが手っ取り早い方法なのです。
2つ目のメリットは、好きなものを贈与できる点です。
相続の時になってしまうと、何を誰に相続できるか、決められないことがあります。
誰に相続するかを決めるには、遺書を残す必要がありますが、相続の時に揉めることがあります。
その点、意思表示をしやすい生前贈与の方が、トラブルを避けることもできます。
▼生前贈与のデメリット
生前贈与のデメリットは、定期贈与としてみなされる場合があることです。
生前贈与だと、年間110万円以上の金額から贈与税が課せられますが、定期贈与の場合は違います。
定期贈与とは、一定期間の間に、決まった額を贈与する行為のこと。
贈与の合計金額に応じた課税をされてしまいまし、生前贈与の110万円以上から課税というルールもなくなります。
この点が、デメリットといえるでしょう。
▼まとめ
生前贈与のメリットについて、お話しさせていただきました。
相続税対策と、好きなものを贈与できる点で、生前贈与はおすすめの方法だと思います。
しかし、事前に贈与する人・される人で打ち合わせをしておきましょう。
しっかり話し合いをすることで、トラブル回避にもつながりますよ。