【相続と贈与について知りたい方】相続と贈与の違いについて解説
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2022/03/08
コラム
相続と贈与、名前は似ていますが、両者には違いがあります。
しかし、普段あまり使わない言葉なので、具体的な違いが分からない方もいるかと思います。
そこで、相続と贈与の違いについて、お話しさせていただければと思います。
▼相続と贈与それぞれの概要
相続と贈与とは、どのようなものなのでしょうか。
それぞれの概要を、下記でお話していきます。
■相続とは
まず、相続とはどのようなことを指すのでしょうか。
相続とは亡くなった親戚・家族の資産を受け継ぐ行為になります。
相続を受け取ることができるのは、配偶者や配偶者の子供などが対象になります。
相続を開始できる日は、その人が亡くなった日から相続が始まります。
この時おさえてほしいのが、相続は本人の意思は関係ないということです。
極端なことをいうと、遺書・遺言がなくても相続は可能なのです。
■贈与とは
贈与とは、お金や家などの資産を無償で与える行為のことを指します。
金額や不動産などの資産価値は問われず、「お金をあげるね」という意思表示が必要な行為になります。
この「あげるね」という言葉があった瞬間から、贈与行為が成立するのです。
言い換えると、金銭や資産を提供する方の意思がなければ、贈与行為は成立しません。
まとめると、贈与は本人の意思で金銭・資産をもらう行為ということになります。
■税金はかかるの?
相続の場合、相続税は資産が3600万円を超えた場合にのみ、相続税が発生します。
一方贈与の場合、一年間に110万円を超える資産を受け取ったときに、贈与税が発生します。
▼相続と贈与両者の違い
相続と贈与の概要について、お話しさせていただきました。
両者の違いは、本人のお金をあげる意思が必要かどうかが、違いといえます。
相続は本人の意思は必要なく、贈与は本人の意思が必要なのです。
▼まとめ
相続と贈与の違いについて、お話しさせていただきました。
民法で記載されている条文は、難しい言葉が多く、すぐに理解することが難しいです。
その為、この記事で分かりやすくご説明いたしました。
参考にしていただけましたら、幸いです。